はじめまして。

「室田研究室は、社会・人間科学コースに所属しています」といわれても、それだけで何を研究しているかはわかる人は少ないでしょう。

私が「何を研究していますか？」と聞かれたら「研究分野は教育工学です」と答えますが、それでも何を研究しているか良く分からないのではないかと思います。

私自身「社会・人間科学コースとは？」そして「教育工学とは？」という問に対して明確に答えるのは難しいと感じています。「社会」や「人間」や「教育」に「科学」的あるいは「工学」的にアプローチするのかなと想像できますが、バックグランドとなるディシプリンはよくわからないですよね。そうなんです。「教育工学」は、教育という現場を重視する方針はありますが、ひとつの学問的なディシプリンに基づいてはいません。最適な道具を利用して、様々な工夫をして、教育現場の問題解決や教育・学習環境等の提案をしていきます。その現れとして，室田研究室の研究内容は多岐にわたっています。研究室のWebページには、現在そして過去の研究テーマが掲載されています。それをご覧になってもテーマが様々な分野にまたがっていることが実感できると思います。

私のバックグランドが工学系ということもあり、システム開発を通した研究アプローチをとることが多くなっています。しかし、学生の研究テーマ選定には、まずは本人の興味・関心を優先しています。それは、自分が興味を持つことでなければ研究してもつまらないからです。逆に言えば、興味を持つ分野であれば「本気」で取り組め、真の「楽しみ」を味わえると思っているからです。修士論文や博士論文テーマが様々な分野にまたがっているのは、こういう理由によります。

自分の興味・関心に沿った研究を、本気でやって楽しみましょう!!。この「本気でやって楽しもう」は、私のモットーです。

研究室に興味を持たれた方は、ぜひ一度訪ねにいらしてください。自慢の研究環境はWebページで紹介されている写真等でも伝わるかもしれません。しかし、Webページでは伝わりにくい研究室の雰囲気も自慢の一つです。

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